近畿地域福祉学会研究助成セミナー「社協基本要項改定からこれからの地域福祉の理論と実践を考える」は、多くの皆さまにご参加いただくことができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
基本要項2025第一次案の論点を通じて私たち社協ワーカーが、「社会福祉協議会」「地域福祉」「住民主体」に対し、どのように捉えてきたのか、捉えるべきなのかについて、向き合う時間となりました。
基本要項第一次案が出された時に、「違和感」を覚えた方、何をどう意見を持てばよいのかわからない方もいたかと思います。
これまで住民とともに築きあげてきた信頼と地域づくりが、矮小化してしまい、本来の目指すべき地域福祉とは異なる方向に向かってしまわないか。
今回のセミナーでは、これまでの地域福祉史や理論を学び、そして実践者の報告や会場参加者との「トーク」を通じて、それぞれが何を大切にしているのか、基本要項に対する想いを分かち合い、現役社協職員はもちろん、研究者のご登壇もあり、より多くの視点での地域福祉を見つめることができました。この時間を通じて、私たちの中に何を考えるべきか「すっきり」する面や、新たな「ひっかかり」を感じさせる面もあったかと思います。
ここで生まれた感情や考えを途絶えさせないために、引き続き関コミとしても議論の場を作っていきたいと考えています。
なお、当日資料をしばらくの間公開をしておりますので、皆さまのご自由に閲覧ください。
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